「大腸内視鏡検査」を受けてきました
こんにちは。もりみつです。
昨日、有給を使って「大腸内視鏡検査」というものを受けてきました。
今後、さらに年齢を重ねればまた受けることもあると思いますが、おそらく同世代の中では早めに受けたと思うので、メモとして残しておこうと思います。笑
ちなみに、下品は描写が遠慮なく出てくるので、嫌な方は読まないほうがいいです。
健康診断の「便潜血」で引っかかってしまった
4月に受診した健康診断。
その結果が、5月の連休明けくらいに返ってきました。
僕はタバコも吸わないし酒も飲まない健康人間です。キックボクシングジムにも週末通ってますし、誰もが認める健康人間。
の、はずでした。。
結果を確認すると
便潜血陽性(1回)でした。精密検査をお受けください。
え?精密検査?
というか、便潜血ってなに?
ということで早速ググりました。 「便潜血 陽性」検索。
出てきた文字は「大腸ガンのおそれ」という強烈なもの。。
こんなに日々、快速快便をこなしているのに、大腸ガン?そんなはずないだろ…!
結論から言うと、精密検査の結果、特になにも異常はありませんでした。
便潜血で陽性になっても、実際に大腸ガンが見つかるのは数%の話で、80%はなにも異常ないようです。
とはいえ、異常を見つけるなら早い方がいいし、ポリープであっても、見つけるのは早い方がいいだろう。
早速、その週末に病院に行き相談。「念のため検査しましょうか」ということで、検査日をおよそ1ヶ月後の6/10(金)に予約しました。
気持ちとしては「異常がないことを確認するための検査」でしたが、一応何か見つかったらその場で摘出になることもありますし、万が一、検査の不手際で大腸をぶっ壊したらそのまま手術になるでしょう。
ということで、同意書みたいなものを書かされ、緊急連絡先も書きました。
同意書を書いているときは、ちょっと緊張してしまいましたね。
「なんか、おもったより大ごとなのかもしれない。。」と
検査前の食事制限の説明や、検査前日の食事、下剤の説明なんかを受け、この日は帰りました。
今思うと、予約した段階でほぼほぼ不安はなくなったと思います。
健康診断の結果を確認したときが一番動揺しましたが、予約してしまえば、あとは受診して結果を待つだけです。
不安な人は、とりあえず受診を予約したらいいと思います。
考えてるだけだと、不安が募るだけなので。
検査前の食事制限
食事制限は、検査の4日前から始まります。
僕の場合は、検査が6/10(金)だったので、食事制限は6/6(月)から開始。
制限の内容は、「大腸にウンコとして残りそうなものを食べない」というもの。
なので、「野菜とか食物繊維を食べたらダメ」ということです。
野菜を断つって、なんか新鮮だなと思いました。健康に向かうためには、普通に考えれば野菜の摂取量を多くするものですよね。
検査に向かうため、野菜を摂ってはいけない。
この食事制限は、ほとんど苦ではありませんでした。笑
病院で、食べてOKなもの、NGなものをリストにしてもらえたので、それに沿って食事制限します。
野菜のなかで、食べてもいいのは「キャベツの千切り」と「レタス」のみ。
玉ねぎやら、納豆やらは禁止です。
納豆は禁止ですが、豆腐はOKでした。
ということで、このリストをもとに、僕が食べることにしたのは以下メニュー。
朝:サンドイッチ
昼:卵かけご飯
夜:肉系のもの、ご飯、冷奴、ゆで卵
「サンドイッチ」と「肉系のもの」でバリエーションを出しつつ、他は栄養摂取の作業だと思って食事をしていました。
NG食材として念押しされたのが「ごま」と「海藻」。便に残りやすいそうです。
おにぎりの「海苔」も不可なので、食事のバリエーションが下がってしまいました。
海苔OKなら、全おにぎりいけたんですが。。
検査前日は、昼夜用の検査食がすでに提供されていました。
昼:ビスコ、飲むゼリー2本
夜:おかゆ、煮込みハンバーグのパウチ
煮込みハンバーグは美味しかった。
「足りない時は塩おにぎりか飲むタイプのゼリーで補え」と書かれていたので、ゼリーを追加で2本飲んでしのぎました。
検査当日は、当たり前ですが絶食です。水やお茶のみOK。
人生初の下剤体験
検査前日の夜、寝る前に下剤を飲みます。前日は500mlほど。
夜22時に500mlを指示に従って一気飲みしました。23時には錠剤も服用。
その結果、深夜2時すぎに最初の波が到来。この時点で下痢です。
しかし痛みはないので、出したら終了。
また寝始めるのですが、その後3:30頃、5:00頃にも波がきて起き上がりました。
ちなみに、夢の中ではずっとトイレを探してました。笑笑
夢に出てくるトイレって、絶対にプライバシーが確保られてないですよね。あれは謎。
2個連結されていたりして、「なんでトイレ(しかも「大」のほう)で相席しなきゃいけないんだよ」と、いつも思ってます。
その他には、雨で地面がドロドロになっている工事現場も夢に出てきました。
大腸の様子を、象徴していましたね。
検査当日の朝、今度は下剤2リットルを2時間の間に飲みます。
微妙に塩っけがあって、それがなんか嫌でした。
冷やして飲んだ方が飲みやすいというのは間違いないですが、そもそも2リットルなにかを飲むのがツラい。
冷やして飲むことを考えると、暖かい季節に検査やることになってよかったです。笑
これ、冬の朝に2リットルの冷たいもの飲むの、キツいと思います。。
下剤の効果で、9:00くらいにはもう水になっていました。
尻から水が出る。
下剤にも注意点として書かれていたんですが、便が水になると、「便意を感じなくなる」んですよね。
「定期的にトイレにいき、気張らずにいてください。」みたいなことが書かれていて、便意なくてもトイレに行きました。
確かに、便意がなくても出ます。すごい発見だ。
そんなこんなで、病院に行くまでに10数回はトイレに行きました。
いざ、大腸内視鏡をケツに突っ込むとき
さぁ、病院にきました。検査着に着替えます。
検査着はお尻側がぱっくり開くズボンになっています。
「ああ、これで辱しめを受けるのか、、」
そんなことを考えながら、検査着をきます。
まずは、点滴をされました。水分を足すようです。
しばらくすると、いよいよ検査開始!
ベットに寝かされ、肛門にジェルを塗られます。
「気持ち悪いけど、ごめんね〜」医者先生の配慮がありがたい。
この時点で、指を穴の中に一度入れられました。
「ぬおぉぉ…」という感じ。普通に気持ち悪いです。。
心拍数を指で測ってたのですが、指が入ったタイミングでいきなり心拍数が20ほど跳ね上がりました。笑
そしてとうとう、内視鏡を迎え入れる時。
こっちも緊張してしまうので、肛門を締めてしまいます。
なんとかゆっくり息を吐いて、力を緩めました。
「ぬおおおぉぉ!」
さっきよりインパクトが強めです。とにかく入ってしまいました。
おそらく内視鏡に吸引する機械もセットで付いているようで、腸内の水分やら汚れを除去しながら、奥へ奥へと入ってきます。
痛みはどんなのかというと、いわゆる「腹痛」の感覚。
鈍痛がずっと続いているような感じ。いつもの腹痛のように、痛くなったり治ったりではなく、ずっと腹痛を抱えている状態でした。
痛いというより、「気持ち悪い・具合が悪い」という感覚が近いかもしれません。
めちゃめちゃ痛くなることはないけど、苦しい。
オナラを我慢しすぎてキリキリすることがあると思いますが、あんな感じの痛みもありました。
大腸が膨張している感覚。
「このままいくと大放屁を迎えるのではないか?でも、医者看護師がたくさんいるなかで、大放屁などできない。そもそも中身が飛び散ったらどうする?」
そんなことを考えていました。
(結局、オナラは全く出ませんでした)
小腸との境目まで進んだら、写真を撮りながら来た道を後退していきます。
徐々に終わりが見えてきます。よかった。あと少しだ。
肛門から内視鏡を抜かれるときは、やはり嫌な感覚がありました。
やっと、、終わった。。
検査自体は10分程度で終わったのではないかと思いますが、体感は長かったです。
腸のなかを内視鏡がうごめく時は、やっぱり気持ち悪かった。。
結果は「異常なし」
冒頭のほうにも書きましたが、結果は異常なしでした。良かった!
便潜血の検査は敏感に反応してしまうようで、
痔で血が混じったり、時には魚の骨が内蔵を傷つけた血でも反応しうるとのこと。
「この感じなら向こう5年くらいは大丈夫だと思いますよ」と診断結果をもらい、安心して帰りました。
食事制限とか仕事を休むとか、気軽に受けられる検査ではありませんでしたが、安心をもらえたので良しとしましょう。
ようやく日常が戻ってきたぜ。
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