オードリー若林のMC論に学ぶ【マネージャーの役割】

仕事のこと

自分の利益ではなく、番組の利益を考えるのがMCである。

 

こんにちは、もりみつです。

最近よく、オードリー若林が出演している動画を観ています。

その中で、とても勉強になった動画を紹介します。

 

 

若林が語るMC論

動画は、「冠番組を持ちたい若手芸人・カミナリのたくみが、若林にアドバイスを求める」というものです。

そこで若林から発せられたメッセージは、

自分の利益ではなく、番組全体の利益を考えるのがMCである

ということでした。

自分が自分が…ではダメ

MCをやりたい若手芸人によくある誤解は、「自分が」という考えが先行してしまい、自分の行動にしか目がいかないことだと言っています。

確かに、自分が結果を残せたら、オンエアを見て嬉しくなるし、視聴者からの評価も上がります。

しかし、その結果、共演者を置いてけぼりにしてしまい、「あいつは自分のことで必死だな」と思われて心が離れてしまう、と若林は言うのです。

必要なのは、自己犠牲のマインド

自分のコメントで場を盛り上げることも大事ではあるものの、

共演者の盛り上がりを大事にすることも、同じくらい大事にする必要があるとのことです。

自分個人が結果を出さなくても、共演者を立てることで番組が盛り上がれば、制作スタッフからの評価が上がる。するとそのスタッフが新たに番組を立ち上げるときに、自分を起用してくれることに繋がると言っています。

動画を観た感想

番組のMCとは、会社組織でいうマネージャー

若林の語るMC論は、会社組織のマネージャー像そのままだと思いました。

(※僕は一般社員です)

 

個人としての成績を求められるプレイヤーに対し、組織・チームとしての成績を求められるマネージャー。

本来、評価の基準が全く異なる2者ですが、ここを理解できないとマネージャーとしてうまくやることは難しそうと感じました。

 

「マネージャーは役職ではなく、役割である」ってよく言われますが、これまでの日本の会社だと、プレイヤーとして頑張ってた人が出世してマネージャーになるってケースが多いと思います。

なので、いきなり評価基準が変わると、それに対応しきれないのでしょう。だから個人成績を伸ばすことに注力してしまって、チームとしては何もできてないという結果に陥ってしまったり。

先ほどの動画の中で、カミナリのたくみが「(共演者の言動について)考えた事ないです」って言ってることが現状を表していて、良いとか悪いとかじゃなくて、プレイヤーとしてやっている人が急にマネージャーの視点を持つことは困難だというのが事実だと思います。

 

あと、個人的には今回この動画でマネージャー視点を知ることができて良かったと思っていて、というのも、プレイヤー軸から見ると「マネージャー仕事しないな」って思ってしまう場合がありそうだなと。

マネージャーの立場でしかわからない仕事や苦労があるはずなのに、プレイヤー経験しかない人はそれを理解できない。となると、するべき感謝をできなかったりする可能性があります。

この考え方の乖離はとても悲しいものだと思います。

お互いにとって不幸。どちらも頑張っているのに、分かり合えないことがありうる。

 

「マネージャーは自分たちと視点が違うんだな」ってことを理解しているだけで、接する態度が変わってきそうです。ただの1プレイヤーだけど、今知ることができて良かった。

 

なんのために誰に何を見せるか が大事

もう一つ思ったのが、

仕事をする上でなんのために誰に何を見せるのかという考え方が大事だということです。

自分がプレイヤーなら、

昇給するためには、上司に自分の成果を見てもらう必要がある。

しかしマネージャーだったら、

昇給するためには、管理するメンバーに自分の成果を見せても意味がないですよね。

昇給したいなら、自分の上司、あるいは会社に自分のチームが出した成果を見せる必要がある。

 

カミナリのたくみは、「冠番組を持つためには視聴者からの評価があればいい」と思っていたようですが、実際に番組を創るのはスタッフなので、スタッフからの評価をもらうべしという若林の言葉が響いたのでしょう。

 

おわりに

今回は勉強になったことを記事にしてみましたが、オードリー(の若林)のトーク番組はどれも面白いので良い暇つぶしになっています。

というか、時間取られまくって暇つぶしの域を超えてしまってますね。

 

若林のような幅のある人間になりたいものです。

これからも動画チェックします。

コメント

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