マネージャーを経験してわかった、部下に絶対にもってほしい心構え
こんにちは、もりみつです。
大手の子会社からITベンチャーに転職して4年が経過しました。
ありがたいことに、マネジメント職を経験させてもらい、転職2年目の終わりには前職の給料(残業代込み)を超えることができました。
そう、給料をあげることは本当に大事ですよね。そのために働いていると言っても嘘ではないでしょう。
マネジメントを経験し、業務の一環として『人事評価』も経験しました。
そこで感じた、「自分の部下にやってほしいこと」を書きましたので、ぜひ日々の仕事のなかで活かしていただきたいと思います。
これができるだけで、評価が上がりやすくなり、給料も上がるやすくなるはず、、です。
努力は見せてほしい。マジで。
仕事で大事なのは『結果』です。これは否定しようがないのですが、「プロセスも評価しようぜ」という考え方が最近の主流だと思います。
結果がすべての世界線だと、例えば「ノルマを達成しなかったらすべてE評価」みたいなことが起こるわけですが、達成率が0%と98%でも同じ評価って違和感しかありません。
達成率98%だったら、98%なりの評価してほしいですよね。
「プロセス」というのは、「努力」と言い換えることもできます。
つまり、努力を評価してくれるのが、現在の人事評価の主流なのです。
一方で、
「めちゃくちゃ努力しているのに、全然評価されない!クソが!」
と思っている人もいると思います。
そういう人は、上司(評価者)に見える場所で努力をしてください。絶対やってください。
見えない努力は評価のしようがありません。だって見えないんですからね。やってないのと同じです。
上司の立場からすると、「この人は裏でしっかり勉強しているだろうな」とかはわかるんです。
わかるんですが、見える場所でやってくれないと、それを業務として評価することはできないんです。
「やってるんだろうな」という、あくまでも予想でしかないからです。確固たる証拠がないから。
上司に主観バリバリで評価されても、納得できないですよね。「こういう事実があるから、こういう評価なんです」という根拠が必要なので、見えない努力は評価のしようがないんです。
イヤらしくない見せ方とは
では、どうやって努力を見せるのが良いでしょうか。
上司と飲みに行って、「俺、最近こんな本読んだんですけど!」なんてやるのもありっちゃありですが、毎回そんなことやってられないですよね。媚び売ってる感じも出ますし。
いい感じに努力を見せるには、「部署・チームの役に立つ情報」にまで落とし込んで全体共有する方法がおすすめです。
「自分、こんな本読みました!」だけでなく、
例えば「この本に書いてる、こんな方法を試してみるのはアリなんじゃないかと思います」みたいに、
チーム全体にとってプラスの提案をしつつ、さらりと「本読んだぜ」とアピールすると、イヤらしさが出ないと思います。
努力をアピールできる環境・仕組みをつくるのが評価者の役割
これまで部下視点で書いてきたのですが、上司は上司でやるべきことがあります。
それは、努力を可視化しやすい環境や仕組みを整えること。
例えば、ナレッジやノウハウを全員で蓄積する環境を作ることができれば、そこへの投稿数をもとに各自の努力を可視化することができます。
社内チャットでそれ専用のチャンネルを作るでもいいですし、議事録ツールにまとめるでも、なんでもいいと思います。
上司がこれをやってくれないのであれば、部下から提案するのもいいでしょう。
「社内のノウハウ貯めるための場所をつくりましょう!」と提案されて、断られることは流石にないと思います。
おわりに
僕自身はそもそもアピール上手な面があるので、自然と努力を可視化することはできていました。
一方で、やっぱりこれは性格なんですよね。
努力を見せることがカッコ悪い、恥ずかしいという価値観も間違いなくあって、それはそれで芯があってかっこいいことだと思うのですが、人事評価の場面ではマイナスに影響してしまうのは間違いないかと。
自分の努力が評価されなくて不満に思っている人がいるのであれば、ぜひその努力は上司に見せてもらって、毎年給料を上げていってほしいと思います。
努力する人が救われる社会であってほしい!
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