こんにちは、もりみつです。
誰もが経験あると思います。上司や同僚と話していて、相手がスベったこと。
自分と相手の1対1だったら、はっきり言ってどうとでもなります。好きにさばいてください。問題は、会議などで複数人が関わっているときです。第三者がいるときは、いわば「試されている」わけです。
「このシラけかけている空気、君はどう切り抜けるのかな?」「お手並み拝見といこうか」
この状況を放置してしまうと、積極性のなさに減点されます。評定がさがります。また、果敢にも挑戦した結果、スベりかけた空気を変えることができないと、自分も「サムイやつ」認定されてしまいます。苦しい状況ですが、我々がとるべき行動はただ一つ。「うまく切り抜ける」の一択なのです。なんと残酷な世界。
今回は、こんな状況をうまく切り抜ける方法を紹介します!
スベった上司・同僚を救うベストアプローチ
上司同僚がスベったとき、フォローする人間が考えることは一つ。それは、「場を盛り上げること」です。静まった場に笑いを呼び起こす必要があるのです。
笑いを起こすことさえできれば、上司同僚の「スベった」という行為が、「笑いを生みだすためのキッカケ」に成り上がるのです。サッカーで言うと、ただ自分がシュートを外しただけなのに、周りのフォローがうまいと自分がアシストしたことになるということです。これはスベった人からすると相当オイシイ話であり、かつ、フォローしてくれた人へ大きな借りができます。
場を笑わせるためには、冷えかけた場にユーモアを投入するしかありません。しかし、相手が上司の場合もあるので、物理的にツッコむのは気が引けるし、あまりにキツい言葉を浴びせることもできません。
そんなときの、丁度良い方法がこちらです。
「IoTに助けを求める」というアプローチ
誰にでもできる簡単はアプローチ、それは「IoT技術に助けを求める」ことです。
今はIoTの技術がとても進歩しています。スマホには人工知能が搭載され、家具家電も遠隔操作ができるようになっています。スマホに話しかければ大体のことは教えてくれるし、遠隔操作だったり音声操作で、照明を消したりお風呂を沸かすことができます。すごいですね。
オススメのアプローチは、この技術進化になぞらえたボケツッコミです。例えばこんな感じ。
- (スマホに向かって)「OK、Google。部屋をあっためる方法教えて」
- (スマホに向かって)「OK、Google。スベったときの対処法を教えて」
- (天井に向かって)「アレクサ、エアコンの温度を上げて」
スマホが手元にある場合は、スマホに内蔵されている人工知能に話しかけましょう。iPhoneユーザーだったらSiriですね。誰かがスベったこの状況を改善するための方法を、人工知能に教えてもらいましょう。
スマホが手元にないときは、上空を見ながらアレクサを呼んでください。アレクサが設置されていそうな位置に話しかけてください。
注意点
気をつけるべきポイントは、以下の2点です。絶対に守ってください!
- 即座にやる
- 堂々とやる
ひとつ目、即座にやってください。考えてはいけません。脊髄反射で対応するのです。
「スベる」から「ツッコむ」までを、まるで事前に打ち合わせしていたのでは?と思われるくらい滑らかにおこなってください。日常会話を楽しむかのように。
時間が経ってしまうと、気まずい空気が流れてしまいます。気まずい空気は蔓延するのがとても早いです。やつらは仕事人です。一瞬のスキも与えずに、ボケツッコミをかましましょう。
二つ目、堂々とやってください。
(大丈夫かな、自分もスベるんじゃないかな…)
そんなこと考えながら控えめにやってしまうと、スベります。言霊は存在します。
今回、皆さんはスベった人の火消しに回っているわけなので、まずはその立ち回りをしていることを理解してもらうことが大事です。いつもと同じトーンでは、いつも通りと捉えられてしまうので、いつもより声を張りましょう。目線や動作も大げさにしましょう。周りの人から、「あ、こいつは何かを演じているな」と思われる必要があります。大げさくらいが丁度良いのです。
ちなみに、このようにIoTに助けを求める方法は、スベった張本人でも実行可能です。スベったらすぐやれば、挽回できるかもしれません。
しかし、一度スベった空気を自分で挽回するのは難しさもあります。そもそも職場であればみんな真面目な空気で働いていたりするので、自分以外の全員がユーモアの部分に興味を持っていない可能性があります。個人的には、そんなつまらない職場は願い下げですが。
ということで、自分以外にユーモアのセンスがないと、上記の方法を試してもスベりの上塗りをカマすだけかもしれません。2スベりの心理的ダメージは大きいでしょう。ここは慎重になって、1スベりで収めておくのがもっとも賢い選択かもしれません。
参考:その他のアプローチ
参考までに、他のアプローチも紹介します。その場の空気に応じて使ってみてください。
①「Pardon?」と聞き返す
言語設定を変えてみる方法です。
Pardon? というのは、英語で「もう一度言ってもらえますか?」の意味です。
「スベったのは面白くなかったのではなく、言語が違うから伝わらなかっただけです」という世界観に持ち込みます。ここでも、こちらが演じていることを認識してもらう必要があるので、耳に手を当てながら聞き返すなど、大げさにやりましょう。
「聞き取れず恐縮ですが」という雰囲気を出すために、敢えてオドオドしながら聞き返すのも良いと思います。ボケの上塗りで、責任を相手から自分に移してあげましょう。
全員にわかりやすく、「I’m sorry?」と聞き返すのでも良いでしょう。
②ヒーローインタビューする
高度なやり方ですが、相手を強めにイジれるならこの方法もアリです。
「放送席、放送席、本日のヒーローは、先ほど豪快な1スベりを決めた●●さんに来ていただきました!いやー、見事なスベりでした。」
「どういった意図だったのでしょう?」
「こうなることは予想できましたか?」
「最後に、会議室の皆さんに伝えたいことはありますか?」
など、プロ野球のヒーローインタビュー形式でイジリ倒してください。
おわりに
世の中には、誰かがスベったら放置するという人もいると思います。
どうするかはそれぞれの自由ですが、スベった人のフォローができた方が、好印象を持ってもらえるのは間違いないと思っています。そう、このスキルはある種の処世術であり、仕事に必須なスキルでもあるのです。効率的に仕事をすることだけが、ビジネスパーソンに求められる要件ではありません。
どうせ一緒に仕事するなら、笑える空気を作れる人と仕事したい。これは誰しもが思うこと。
仕事を効率的に進めるスキルがまだまだ足りてない分、こういった対人スキルを磨いていきたいと思います。
スベって傷つく人が、ひとりでも減りますように。フォローできる人が、一人でも増えますように。
「だれもスベらない世界へ」
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